声のかすれ
- ラボ オルカ
- 5月30日
- 読了時間: 3分
よく、カラオケに行って歌いすぎたり、声を使う仕事で声帯を酷使する事で声帯が炎症やむくみを起こして声をかすれる、といったトラブルがありますよね?
そんな声のかすれ「嗄声(させい)」
他にもたばこの煙に含まれるタールは気管や気管支を刺激し、炎症を起こしますし
アルコールも喉を刺激して炎症を起こすので、かすれの原因になります
また、加齢により整体が萎縮し、2枚ひだの間に隙間ができる事で息が漏れて、かすれたような声になります。
更に、「嗄声」を伴う疾患には
・声帯結節
・整体ポリープ
・咽頭がん
・橋本病
・風邪、インフルエンザ
・帯状疱疹(帯状ヘルペス)
等があり、いずれも医師の診断が必要です
そして、症状が続く場合は早めの受診を受けたほうがいいかもしれません。
特に、2週間以上かすれる場合は耳鼻咽喉科を!
それから声帯が変化する変声期には大声を無理に出さないことですね♪
プロの声の「プロ」が実践するケア
歌手やアナウンサー、教師など、声を商売道具とする「プロ」は、日々の声のケアに人一倍気を配っています
彼・彼女らは、単に声が出なくなるのを防ぐだけでなく、常に最高のパフォーマンスを発揮できるよう、意識的に声帯を整えている はず
例えば、多くのプロは、歌唱や発声の前にウォームアップを行います。
これは、スポーツ選手が準備運動をするのと同じで、声帯の筋肉をほぐし、血行を良くすることで、怪我を防ぎ、本来の力を引き出す目的があります。
また、激しいパフォーマンスの後には、クールダウンとして声帯を休ませるための発声練習や、加湿器を使った喉のケアを行うことも
さらに、彼らは声帯専門のボイストレーナーや耳鼻咽喉科医と連携し、定期的に声帯の状態をチェックしてもらっていたりします。
トラブルが起きる前にわずかな変化を察知し、早期に対応することで深刻な事態を避けています。
これは、私たちの健康診断と同じで、予防医学的なアプローチです
みなさんはご使用になっているスマホや楽器が映らなくなったり、固まってしまったり鳴らなくなったり、不調に気づいたらメンテナンスに出しますよね?そんな感じです

意外と見落としがちな「心の状態」と「声」の関係
これまで身体的な原因やケアについてお話してきましたが、実は心の状態も声に大きな影響を与えることがあります
ストレスや不安、緊張は、無意識のうちに喉や首の筋肉をこわばらせ、声帯の動きを制限してしまうことも
例えば、緊張すると声が震えたり、上ずったりする経験はありませんか?
これは、まさに心の状態が声にダイレクトに影響している例です。過度なストレスが続くと、自律神経のバランスが崩れ、喉の違和感や声のかすれを引き起こすこともあります。
そのため、声の健康を考える上で、メンタルヘルスケアも非常に重要になります。
リラックスできる時間を持つ、趣味に没頭する、十分な休息をとるなど、ストレスを軽減するための工夫も、美しい声の維持には欠かせません。
もし、声のかすれとともに精神的な不調を感じる場合は、心身両面からのケアを検討してみるのも良いでしょう。
声は、私たちの個性や感情を伝える大切なツール
日々のケアはもちろん、異変を感じた際には専門家の力を借りて、ご自身の声を大切に守っていきましょう。
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