役作りはいらない
- ラボ オルカ
- 5月5日
- 読了時間: 2分
みなさん、舞台やレッスンにおいて配役がきまると役作りをしている人がいます。
投稿動画でも割り当てられた役の性格や背景を考えて、”どうやって演じるか”を気にしているように感じます。
確かに役によっては必要だったりしますが、すべてを同じテンプレートに当てはめてはいませんか?
大切な事は”セリフそのものをしっかり伝える”事。 多いのが”私が作った役を見て!!”という押しつけ。 セリフの言い回しや抑揚で気持ちを表現して役作りをする必要ないです。 自己陶酔でしかなく、演技の邪魔でしかないです。 僕がプロダクションに所属させて頂いていた時も、退所してから現在もこの役作りをされている方が多い。

役作り=関係性を理解する事
頭の中で一生懸命考えても良いんですよ? 言い回しを考えてもいいんです。
ですが、それは芝居にも相手役にも視聴者の方や観客にとって関係ないんです。
セリフに込められた意図を正確に伝え、共演者との掛け合いを通じて生まれる感情を大切にすることこそが、観客の心を動かす演技に繋がるわけです。
確かに引き出しの一つに”手法”は必要ではありますが、あくまで”手法”は”手法”なんです。
それよりも『身体つくり』と『声』を訓練されていますか?
意外と声を重要に思っている人が少ない気がします。セリフの言い回しや抑揚で気持ちを伝えようと四苦八苦されているのではないでしょうか? とはいっても、闇雲に動いても”地図”がないと目的地には着きません。
だって、知らない土地に行ったときに「向こう三軒両隣の区域しか記されていない地図」と「10キロ四方に何があるか分かる地図」だと、迷わず安全に行くことが出来るのでしょう?僕はほぼ書かれていない地図の方が好き・・・なんですけどね。
要は、知識をアップデートする事が大事!という事です。
そして、最近の傾向だと「配信動画」や「本」による”他者の経験や思考を代理学習”が出来る環境があって、学ぶことが出来る便利な時代。 なのですが、この便利が 落とし穴 なんです。
これも、見るのがいけない。という訳ではなく、本質を捉えれていない事が問題です。
実は、これも”役作りはいらない”に繋がってくるんです。
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